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債務整理と弁護士とわたし

債務整理でとある弁護士を訪ねました・・・。

引き剥がしていった。

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引き剥がしていった。

やっぱりさー、 
親が吸ってたら、吸っちゃうよね。 

親が飲んでたら、飲んじゃうよね。 


多分、 
体質だって似ているから、 
嗜好品の好みだって似るんだよ。 

もっと言うとさー、 
依存性のあるものが好きでたまらない傾向 
だって似ているんだよ。 


ウチの父親は喫煙者で 
アル中でしたから、 

あたしもかなりタバコも 
もっとかなりアルコールも摂取して 
いましたもん。 


タバコは30で辞めて 
アルコールは40で辞めましたが、 

父親は39歳でノー貯金でき婚で、 
40歳であたしが生まれ、 


あたしの記憶では 
アタマがおかしくなるまでは 
ずーっと呑んでいた。 


アル中にしては 
優秀だったから、 
仕事はやっていたけど。 


しかしですねぇ、 
わたくし、現在42歳なんです。 

この年になって、 


しみじみと、 
父親はダメなヤツだなーって思う。 


39歳ノー貯金、でき婚??? 
低収入のくせに 
酒、タバコ、バリバリにやって、 

よくもまぁ、 
「自分がいちばん偉い」とか 
言えたよなー。 


時代が違うとはいえ、 
二児の子持ちのオンナのあたしより 
低い金額しか稼げなかったくせに。 


と、言うと 
母親は 

「でも、犯罪を犯したわけじゃないし」 

と、いつも庇っていたのですが、 


「比べる相手が犯罪者とか 
自己破産者しかいないってゆーのは 
立派なクズの証明じゃないの。」 

と、言い返してからは 
かばうことはなくなった。 


家庭というのは 
小さいときは絶対的な存在だから、 
そこがおかしくても、 
子どもはそこに慣れようとする。 


慣れてしまえば 
もともと自分だって 
依存性のあるものが好きなんだから 
そこに染まってしまう。 


あたしの実体験なんですけど、 
依存性のあるもんが好きな人は 
人にも依存しやすい。 

だから、 
いろんな方法で支配して、 
離さないようにしたがる。 



そして、 

その場に染まってしまえば、出口なんかない。 
いがみ合いながら、共依存して 
生きていく。 




・・・ 



あー、 
よかった。 

あたしは逃げるようにウチを出て。 


あたし自身も 
依存体質であったし、 
依存しちゃったときもあるけど、 

一つ一つ、 
引き剥がしていった。 

依存性のあるものの中に囲まれて 
不平不満をいって、 
誰かのせいにして、 
抜けたいとさんざんいいつつも 
それでもその中にいることは 
心地いいことなんです、 

本人が何と言おうと、 
それは間違いない。 


あたしも 
そうだったから、それはよくわかる。 



確かに 
身を剥ぐように辛かった 


でも、 
引き剥がしてよかった。 
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